ミャンマーは135もの民族が暮らす多民族社会です。それに加えて歴史的に華僑やインド人も暮らすようになりました。その多様な食文化を反映しているのか、台湾のミャンマー街にはインド由来のナンやプーリー、かつての南洋華人がもたらしたライスヌードルなど、バラエティー豊かな食べ物が並んでいます。
今回の記事では、台湾ミャンマー街で食べられる「インド料理」と「中華料理」にフォーカスして紹介します!
華新街 |
新北市、MRT南勢角駅から徒歩10分の所にある華新街は通称ミャンマー街と呼ばれています。
ミャンマー街については「タイ・ミャンマー・雲南・インドの食堂が集まる異文化エリア」だと紹介するサイトが多いです。もし事前情報なしで華新街(ミャンマー街)を訪れたら、様々な国から来た人々が集まって暮らし、台湾の中和で民族融和が起きている…と解釈してしまうかもしれないのですが、実際にはそうじゃないんです。
金孔雀緬甸小吃店(map)の店頭にドーサの写真が…!
続いて野菜を挟んだ「ランタイェモン」。こちらは注文時に辛さを聞かれます。ミャンマー街で使われる生の唐辛子は本当に辛いので、苦手な方は辛いのを無しにした方がいいかもしれません。入っている具材はキャベツ、トマト、葱、ひよこ豆、唐辛子。
包哥來(map)では「 馬鈴薯湯餅」という表記でした。
ファルーダ(ဖာလူဒါ 印度冰)は牛乳をベースに甘いシロップと様々な具材が入っています。内容はお店によって若干の違いがありますが、アイスクリーム、プリン、サゴ、レーズン、寒天、アーモンドスライスなどが入ります。
ミャンマーにおける華僑の歴史が特に古いのは、南部のベイッという町だそうです。ペナンやプーケットを北上した所にある港町ベイッには古い天后宮も残っているそう。そのベイッの名物として知られているのが「カッチーカイッ」(ကက်ကြေးကိုက် 酸辣海鮮炒粄條)という米麺を炒めた料理です。
台湾のミャンマー街(華新街)でカッチーカイッを出しているのは9號緬甸小吃店(map)。ここの店主は広東系客家のルーツを持つミャンマー華僑の方です。
メニューには酸辣海鮮炒粄條(ကက်ကြေးကိုက်)と書かれています。
欧米には中華料理ファストフードのwok🥡やPanda Expressってあるじゃないですか。ああいう中華って時々無性に食べたくなりませんか?しかし台湾では意外とああいう「中華料理」にはなかなかお目にかかれないんですよね…。そんな中華料理が瑞雲小吃(map)にありました。
「糖醋肉球飯」(ဝက်သားလုံးချိုချဉ်ထမင်း ウェッター ロウン チョー チン タミン)は「糖醋」とある通り、酢と砂糖で味付けした酢豚のような料理。素揚げされた肉団子や野菜がたっぷり入っています。濃い目の味付けと、野菜の歯ごたえが最高においしいです。
同じく瑞雲さんのメニュー「 宮保雞丁」(ကုန်းပေါင်ကျီးသင်းထမင် コンバウン ジー ディン タミン)
「ကုန်းပေါင်」の部分が「コンバウン」という発音なのですが、ここではかつてミャンマーに存在したコンバウン朝ではなく、中国語の「宮保」(gōng bǎo)と対応する訳になっているようです。瑞雲さんのは中国語の発音に忠実にミャンマー語にした表記のようです。
ミャンマー語たんさんによると、「ကုန်းဘောင်ကြီးကြေ」と呼ばれる例もあるそうです
「叉燒乾麵」(အသားကင်ခေါက်ဆွဲ アッターキン カウスエ)はミャンマー街のいくつかのお店で出されています。写真は勃固小吃(map)のもの。小麦麺に醤油風のたれが混ぜられていて、叉焼とニンニクチップスと葱が散らされたシンプルな料理です。
ミャンマー街リピーターの方は、ここであえての中華料理という選択をしてみるのも面白いのではないでしょうか。ラペイエ(ミルクティー)と合わせて、南洋を感じましょう…。
ミャンマーでは「クエ・ラピス」の発音を取り入れたような名称になっているので、インドネシアやマレーシア・シンガポールから渡って来た外来の食べ物という認識なのかもしれません。
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中和のミャンマー街に暮らす主体はかつてミャンマーに暮らした華僑や華人。
現在のミャンマー街に見られる”多国籍”という印象は、実はミャンマー本国における多民族性を反映したものなんです。華新街のミャンマー華僑は故郷の味を懐かしみ、それを再現していると言った方が良い…と個人的には思っています。
英領時代に広まったインド料理がミャンマー経由で台湾へ
ミャンマーは多民族国家なので食文化もバラエティ豊かです。そして元々この土地に暮らしていた民族の他に、英領時代にはインド人や華人もミャンマーに住むようになり、彼らの食べ物も広まっているようです。
台湾のミャンマー街には、「ミャンマー料理」とカテゴライズできる料理群の他に、インド料理を提供するお店もあります。以前の記事ではナンやサモサといったインド由来の食べ物をすでに紹介しているので、今回は最近見つけたインド料理を中心に紹介していきます。
インド由来の「ドーサ」がミャンマー風にローカライズ
金孔雀さんのドーサ |
私は毎週のミャンマー街通いをルーティンとしているのですが、2022年秋にあるお店のメニューにドーサの写真が登場していることに気づきました。
ドーサの写真が…! |
金孔雀緬甸小吃店(map)の店頭にドーサの写真が…!
掲載されていたのは
- ドーシェ(တိုရှည် 煎餅)ドーサ
- ランタイェモン(လမ်းသရဲမုန့်)野菜を包んだおかずドーサ
- カウモン(ခေါက်မုန့်)甘いドーサ
の三種類。
メニューにも書かれているように、提供時間は6:00~13:30/16:30~19:30。ドーサを焼く人がこの時間帯のみいらっしゃるようです。
金孔雀緬甸小吃店 |
ドーサを焼く店員さん |
当時は騎樓で調理工程も見ることができました(※2023年3月現在ドーサは店内のキッチンで作られるようになりました) |
ドーサとは南インドのクレープ風スナック。米粉と豆の粉を溶いた生地を鉄板に流し薄く焼いたものに、味付けしたジャガイモなどの具材を巻いたりなどしていただきます。
ミャンマーではそれがローカライズしたのか、通常のドーサ「ドーシェ」の他に、野菜を挟んだ「ランタイェモン」や甘い「カウモン」といったメニューが派生しているようです。
焼いた生地に具材を載せていく |
ドーシェにはカレーが付きます |
ランタイェモンလမ်းသရဲမုန့် |
こちらは甘いドーサ「カウモン」です。黒糖のようなものが塗り込まれ(おそらくパームシュガー)、ココナッツシュレッドと豆が挟まれています。なんにでも豆が入るのがミャンマーらしい感じ。
カウモンခေါက်မုန့်(甘いドーサ) |
ランタイェモンလမ်းသရဲမုန့်(おかずドーサ) |
続いて野菜を挟んだ「ランタイェモン」。こちらは注文時に辛さを聞かれます。ミャンマー街で使われる生の唐辛子は本当に辛いので、苦手な方は辛いのを無しにした方がいいかもしれません。入っている具材はキャベツ、トマト、葱、ひよこ豆、唐辛子。
ランタイェモンလမ်းသရဲမုန့်(おかずドーサ) |
2023年3月現在、ミャンマー街でドーサを出しているのは金孔雀さんだけ。人気メニューのようで、店内の他のお客さんも食べているところをよく見かけます。
最近ミャンマー街ではアルプリを出すお店が増加中
プーリーအာလူးပူတီ(金孔雀) |
インドの三大パンと言えば、「ナン」「チャパティ」「プーリー」と、どこかの界隈で言われているらしいです。
当ブログではかつて、「ミャンマー街の印度烤餅ってナンなの、チャパティなの?」という疑問を探求したことがあるのですが、その時にもインドの麺食のバリエーションとしてプーリーを紹介しました。
プーリーは全粒粉の小麦粉で作った生地を油で揚げたパンで、主に北インドで食べられているそうです。油で揚げた直後には風船のように膨らむので、見た目がかわいいです。
窯や鉄板が必要なナンやパラータ―と違い、プーリーは油で揚げるだけなので、設備やオペレーションのハードルが低いのか、2022年頃から台湾のミャンマー街でもプーリーを出すお店が増えてきつつあります。(それ以前は金孔雀さん、包哥來さん、旺旺來さんにはメニューにありました)
プーリーとはパンの部分の名称ですが、ジャガイモのカレーと一緒に提供される料理はインドでは「アルプリ」と呼ばれています。ミャンマーにはその発音もそのまま輸入されたのか、「アーループーディ」(အာလူးပူတီ)と言うようです。
中国語訳は決まったものがないのか、お店によって異なり、馬鈴薯布弟(布里餅)とプーディの部分を音訳した例や、馬鈴薯咖哩餅、馬鈴薯湯餅とする例も見られました。
アーループーディအာလူးပူတီ(金孔雀) |
ジャガイモのカレーはお店によってだいぶ味付けが異なりますが、どのお店もあっさり目で、ミャンマー料理のカレー「シービャン」のような油っこさはあまりありませんでした。
アーループーディအာလူးပူတီ(包哥來) |
包哥來(map)では「 馬鈴薯湯餅」という表記でした。
アーループーディအာလူးပူတီ(瑞麗清真小吃) |
瑞麗清真小吃(map)では2022年5月頃にアーループーディが登場しました。
その他、まだGoogleマップには載っていませんが、新しく華新市場の付近にオープンした新月亮さんや、Honey Smileさんにもメニューにあります。
ファルーダはインドから伝わったから「印度冰」
ファルーダはインドやパキスタンなど南アジアで広く親しまれている冷たいスイーツで、具材や盛り付けのバリエーションがたいへん豊富です。その発祥はペルシャだと言われており、歴史も非常に長いそう。
台湾のミャンマー街でもファルーダは人気メニューで、多くのお店で扱っています。中国語名はどのお店も共通で「印度冰」!インドから持ち込まれたアイスであることがストレートに表現されています。
ファルーダ ဖာလူဒါ 印度冰(包哥來) |
ファルーダ(ဖာလူဒါ 印度冰)は牛乳をベースに甘いシロップと様々な具材が入っています。内容はお店によって若干の違いがありますが、アイスクリーム、プリン、サゴ、レーズン、寒天、アーモンドスライスなどが入ります。
南アジア系の風貌のお客さんがミャンマー街でファルーダをつついている姿も見かけました。
ファルーダの具材(母親的恩情) |
中に入れる具材もほとんどそれぞれのお店で手作りしているようです。
ミャンマー街の雲南・シャン系の一部のお店では「モモチャチャ」(摩摩喳喳)という類似のスイーツを出していますが、あちらはココナッツミルクをベースにしたものです。
南洋華僑が広めた中華ルーツの料理
ミャンマーの北東部と地続きの雲南とは別に、中国南部からも華僑は海を渡って南洋へ下りました。彼らはマラッカ海峡を越え、マレー半島に沿ってアンダマン海を北上し、ミャンマーの南部にもたどり着いています。
東南アジア各国には福建・広東(客家)ルーツの華僑がもたらしたライスヌードルや米を使ったおやつなどの料理が根付いていますが、ミャンマーにも似たような料理が伝わっているようです。
カッチーカイッ:ミャンマー南部の港町ベイッの名物
カッチーカイッကက်ကြေးကိုက်酸辣海鮮炒粄條 |
ミャンマーにおける華僑の歴史が特に古いのは、南部のベイッという町だそうです。ペナンやプーケットを北上した所にある港町ベイッには古い天后宮も残っているそう。そのベイッの名物として知られているのが「カッチーカイッ」(ကက်ကြေးကိုက် 酸辣海鮮炒粄條)という米麺を炒めた料理です。
カッチーカイッに使われている米の平麺は、台湾では客家系の食堂でよく使われる「粄條」というプルプルの麺。マレーシアやシンガポールのチャークイティオ(炒粿條)と同じ概念の料理で、タイのパッタイにも共通するものがあります。
9號緬甸小吃店 |
台湾のミャンマー街(華新街)でカッチーカイッを出しているのは9號緬甸小吃店(map)。ここの店主は広東系客家のルーツを持つミャンマー華僑の方です。
カッチーカイッကက်ကြေးကိုက်(9號緬甸小吃店) |
メニューには酸辣海鮮炒粄條(ကက်ကြေးကိုက်)と書かれています。
”海鮮”とある通り、メインの具材はエビやイカなどのシーフード。そしてミャンマーの他の料理でも多用されているひよこ豆が入ります。
料理自体はシンプルですが、この料理の背景にあるミャンマー華僑の歴史を知ると、より一層味わいを楽しめる一品です。
この料理を教えてくださったしモヒンガー(@atrp_mm)さんがベイッの華僑について調査したツイートも必見です!(興味のある方はスレッド全部読んでください!!)
最近、台湾のミャンマー街を調査されてるamikawaさんとミャンマー南部のベイッに移住した華人について話した後、ベイッのとある中国寺院に直接コンタクトをとって質問してみました。
— しモヒンガー🇲🇲 (@atrp_mm) May 21, 2020
マニアックですが、ベイッの中国系ミャンマー人社会についていくつかわかったことをまとめていきたいと思います🇨🇳 https://t.co/AEv7DL6mK2
カッチーカイッに似た「マレーシア カウスエジョー」
馬來西亞炒麵(圓滿 緬甸小吃) |
華新街を突き当たりまで進み、Watsonsを左折して忠孝街をしばらく歩いた所にも数軒のミャンマー・雲南系の食堂があります。ある日、圓滿 緬甸小吃(map)のメニューに気になる料理を見つけました。
それが「馬來西亞炒麵」。文字から推測するに、マレーシアの焼きそば?
圓滿 緬甸小吃 |
圓滿 緬甸小吃 |
中華らしい中華料理「糖醋肉球飯&宮保雞丁」
糖醋肉球飯(瑞雲) |
欧米には中華料理ファストフードのwok🥡やPanda Expressってあるじゃないですか。ああいう中華って時々無性に食べたくなりませんか?しかし台湾では意外とああいう「中華料理」にはなかなかお目にかかれないんですよね…。そんな中華料理が瑞雲小吃(map)にありました。
「糖醋肉球飯」(ဝက်သားလုံးချိုချဉ်ထမင်း ウェッター ロウン チョー チン タミン)は「糖醋」とある通り、酢と砂糖で味付けした酢豚のような料理。素揚げされた肉団子や野菜がたっぷり入っています。濃い目の味付けと、野菜の歯ごたえが最高においしいです。
ちなみに「肉球」の中国語の発音は「ロウチョウ」(ròu qiú)というのですが、それがミャンマー語の「ロウン チョー」の部分と似ており、面白い中国語訳になっています。
ミャンマー語のメニュー名はミャンマー語たん(@myanmar_go_tan)さんに教えていただきました。ありがとうございます!
ဝက်သားလုံးချိုချဉ်ထမင်း
— ミャンマー語たん (@myanmar_go_tan) October 24, 2022
”ウェッター ロウン チョー チン タミン”という発音ですので、ロウチョウ(肉球)と聞こえたのは လုံးချို 「丸い甘い」の部分だったかもしれません。
宮保雞丁(瑞雲) |
同じく瑞雲さんのメニュー「 宮保雞丁」(ကုန်းပေါင်ကျီးသင်းထမင် コンバウン ジー ディン タミン)
「ကုန်းပေါင်」の部分が「コンバウン」という発音なのですが、ここではかつてミャンマーに存在したコンバウン朝ではなく、中国語の「宮保」(gōng bǎo)と対応する訳になっているようです。瑞雲さんのは中国語の発音に忠実にミャンマー語にした表記のようです。
ミャンマー語たんさんによると、「ကုန်းဘောင်ကြီးကြေ」と呼ばれる例もあるそうです
ကုန်းဘောင်ကြီးကြော်(コンバウン ヂー ヂョ)または単にကုန်းဘောင်ကြော်(コンバウン ヂョ)という料理があります。下の画像検索の結果を見れば、どのような料理かよく分かると思います。
— ミャンマー語たん (@myanmar_go_tan) June 13, 2022
ကုန်းဘောင်(コンバウン)というと、ミャンマー最後の王朝と同じ名前ですが、実は両者は無関係です。 pic.twitter.com/IDA9sw2nqB
南洋華人の食堂でおなじみの叉焼乾麺
マレーシアやインドネシアの華人が多いエリアでもおなじみの赤い叉焼がのった麺が、台湾のミャンマー街にもあります。
勃固小吃のメニュー(2023年3月) |
ミャンマー街リピーターの方は、ここであえての中華料理という選択をしてみるのも面白いのではないでしょうか。ラペイエ(ミルクティー)と合わせて、南洋を感じましょう…。
九層糕(クエ・ラピス):ニョニャのおやつがミャンマー街にも
梅記 廣東小點心 |
ミャンマー街のメインストリートと並行して走る裏路地にある広東式点心の梅記さん。ここは一見ミャンマーとは関係のないお店なのかと思っていたら、お店の中にミャンマーの寺院のポスターが貼ってあるのに気づき、お店の方に尋ねたらミャンマー華僑とのことでした。
Googleマップのレビューによると、ここの老闆はかつて國賓飯店で点心のシェフをやっていたそうです。
馬來糕、白糖糕などのスイーツのほか、肉包、叉燒包、豆沙包などの中華まん系、緬式(ミャンマー式)と港式(香港式)の焼売があります。
中でも色鮮やかで目を引くのが「九層糕」(ကွေလာပေး / kway lapay ကွေလာပေးစ / kuway lapaysa クエ・ラピス)。ミャンマーの国旗を表すような赤・白・緑・黄色の米菓子です。
ミャンマーでは「クエ・ラピス」の発音を取り入れたような名称になっているので、インドネシアやマレーシア・シンガポールから渡って来た外来の食べ物という認識なのかもしれません。
終わりに
包哥來のサモサ(サムサ) |
ミャンマーの食文化はもともと隣り合う中国やインドの影響を受けていると言われていますが、「ミャンマー料理」と確立された食べ物群の他に、華僑が伝えた様々な中華料理や、英領期にインド人が広めたインド料理がミャンマーで受け入れられました。
そういった多文化環境で暮らしたミャンマー華僑が台湾へ移住し、故郷の食文化を再現しているため、華新街にはドーサやプーリーなどのインド由来の料理がお店に並んでいるのです。
一方、ミャンマーで中華料理にカテゴライズされる料理も華新街に並びます。これらは普段台湾の街中で食べられるものとは違う種類の料理もあり、ミャンマー華僑の方々の祖先の故郷の味や、南洋で起こった変容を感じられる食の旅ができると思います。
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