台湾最東端の漁村、馬崗でねこちゃんに会って来た


最近自転車のロングライドにハマっているamikawaです()。ある日地図を見ながら次はどこを走ろうか探している時に、「台湾最東端のカフェ」というお店を発見しました。

Googleマップに掲載されている画像を見ていくと数々のねこちゃんの姿が見られ、「これは行くしかない」と言うわけで早速現地へ向かいました。

台湾の最東端はどこにある?


さつまいもの形をした台湾島ですが、頭の方がやや東に傾いていて、最東端の馬崗(マーガン)は台北からほど近い新北市貢寮區という所にあります。

ちなみにこの岬「三貂角 san diao jiao」は1626年にスペイン人が初めて台湾に上陸した場所で、スペイン語の「San Diego」が地名の由来となっています。最東端を観光する際にはこちらも合わせて訪れるのもいいかもしれません。

17世紀にスペイン人が最初に降り立った三貂角

人ねこ比が2:1の漁村、馬崗

馬崗の街を闊歩するねこちゃんたち

台湾観光でねこの村といえば有名な「猴硐(ホウトン)」という観光地がありますが、馬崗も密かにねこ好きを集めるスポットとなっていました。(メモ:猴硐のねこちゃんの方が人間慣れしています)

こちらの記事によると、馬崗は高齢化により人口減少が進んでいる漁村で、ある時母ねこが何者かにより放たれた末、ねこの数が30匹ほどに増えたとのことです。そして2019年の時点で住民60名に対するねこの比率は2:1になっているようです。

参考資料
台灣最東貓鄉!貢寮「馬崗漁村」貓咪與人比例1:2

民家の前で思い思いに過ごすねこたち

清代からの集落である馬崗には、当時の石造りの民家が今でも残っています。

報道によると、2019年に開発計画があり、伝統的な建築が破壊の危機に遭ったそうですが、立法委員(国会議員に相当)と地元住民が協力して、漁村の文化保存のために尽力されているようです。


参考記事
東北角貓咪天堂 馬崗漁村面臨滅村危機

馬崗記憶生活館(map)という馬崗の歴史や海女文化などを紹介する施設もあるようです。今回は訪れなかったので、次回は足を運んでみようと思います。

観光客が写真を撮っていても構う様子はない

ねこちゃんを見ながらのんびり散策。

ペンキの上に座っちゃってる?!

地面にペンキがこぼれていて、その上にねこちゃんが乗っちゃってびっくり…!!!!!!!

と思ったらペンキはしっかり乾いていて安心…。街を彩るアートなのかな。

何とかねこちゃんの気を引きたい観光客だが…

TNR済みを示す耳のカット

「ねこの村」と聞いて少し気になるのがねこの管理のこと。今回姿を見せてくれたねこちゃんの耳にはTNR(不妊手術)済みを示すカットが入っているほか、地元住民や釣り人がねこたちにご飯をあげているようです。

漁港らしさを感じられる風景

天然のゼリー「石花凍」などを売るお店

小さな集落なので、食事処などの数は限られています。

海沿いの涼亭

海の方へ歩いて行くと、ここにもたくさんのねこちゃんと観光客の姿がありました。(写真には映らないようにしましたが、土曜日の午後には結構な数の観光客が来ていました。ねこちゃんの撮影会は順番に)

海を眺めるねこちゃん


民家は廃墟になっている物も多かったです

海をバックにモデルをしてくれた白ねこちゃん

指のにおいを嗅いでくれた…!

涼亭にたたずむねこちゃん

知らない人を警戒するねこちゃん

道路の真ん中で立ち止まるねこちゃん

住宅が集まるエリアにもねこちゃんが闊歩している

海沿いの道から住宅が集まっている方角へ向かいます。目当てのカフェの看板があちこちに建てられているので、迷わずに行くことができるはずです。

台湾最東端のカフェ「馬崗街27號咖啡小館」

台湾最東端のカフェ「馬崗街27號咖啡小館」

台湾最東端のカフェ「馬崗街27號咖啡小館」に到着しました。店内の座席数は10席ほどのこじんまりとしたお店ですが、お店の前に大きなテーブルが出ています。店内にねこちゃんがいるわけではなかったので、天気が良ければ外の席を選ぶのがいいと思います。

カフェ外のテーブルの下にもねこちゃん

ドリンクは100元程度で良心的

メニューはこだわりのコーヒーが中心でした。

終わりに

自転車に興味がある?ねこちゃん

もともとこの最東端のカフェとねこちゃん目当てで訪れたため、馬崗に関する事前知識なしだったのですが、今回この記事を書く際に清代の石造りの家の保存や馬崗記憶生活館という施設があることを知りました。次に行く際にはもっとじっくり見て回りたいと思います…!あとは天気…。冬の台湾北部は雨が多いのが残念です。天気のいい日にまた行きたいです。

馬崗街27號咖啡小館

馬崗街27號咖啡小館
住所:228新北市貢寮區馬崗街27號(map)
営業時間:10:30~18:00(水木定休)
サイト:Facebookページ


馬崗へのアクセス

①台北駅から台鉄で瑞芳へ行き、バス856 台灣好行 瑞芳~馬崗に乗り、馬崗で下車

②台北駅から台鉄で雙溪へ行き、バス1740 國光客運 雙溪~宜蘭に乗り、馬崗で下車

もしくは

③台北駅から台鉄で福隆へ行き、福隆駅前でレンタサイクルを借りて馬崗まで走るのも楽しいかもしれません。福隆からの所要時間はおよそ30分。海辺のサイクリングロードがあります。


この日のサイクリングはこちらのスレッド




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